燦キャピタルマネージメントは特別利益の計上と孫会社による山林約23万坪の賃借権取得を発表

■債務者との交渉の結果、全額回収することが出来たことにより、50百万円を特別利益として計上

 燦キャピタルマネージメント<2134>(JQS)は24日引け後、特別利益の計上と孫会社による山林約23万坪の賃借権取得を発表した。

 特別利益については、前期に国内事業会社に対する債権50百万円を、保守的な会計処理を行ったことにより、引当金として特別損失として計上したが、今回債務者との交渉の結果、全額回収することが出来たことにより、50百万円を特別利益として計上することになった。

 また、同社の孫会社である、SGPEジャパンが鹿児島県肝属郡南大隅町の山林約23万坪の賃借権を取得した。更に、バイオマス燃料である木質チップの原材料となる立木を購入することも決定した。

 SGPEジャパンはこの結果、国内におけるクリーンエネルギー関連事業の一環として、国内の発電所及びバイオマス発電所向けのバイオマス燃料として、国内の木質チップ製造会社への原木の販売事業を行うと共に、SGPEジャパン独自でも木質チップを製造し、日本の商社への販売事業を行うことが可能となる。

 今後、SGPEジャパンは、木質チップ製造・販売のための事業用地の確保、施設建設を進める方針。

 現在、国内では、再生可能エネルギーの買取制度(FIT)に基づく発電事業が活発であり、太陽光発電事業だけでなく、バイオマス発電事業が活況を呈しており、バイオマス燃料に対する需要が高まることから、同社の事業拡大が予想される。

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