ヤクルト本社が後場一段高、第1四半期決算を発表し1ヶ月ぶりに8000円台

株式市場 銘柄

■アジア・オセアニア地域は12%増加

 ヤクルト本社<2267>(東1)は28日の後場、一段と強含み、14時30分にかけて8080円(280円高)と出直りを強めている。14時20分に第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。6月27日以来の8000円台に進んだ。

 第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比4.3%増加して944.8億円となり、営業利益は同じく37.7%増加して99.8億円となった。アジア・オセアニア地域の売上高は前年同期比11.7%増加した。中国では、広東省佛山市に、中国の工場としては6ヵ所目の工場となる佛山工場の建設を開始し、平成31年3月の生産開始を目指す。ベトナムでは、カントー市に国内で9ヵ所目となる支店を設立し、4月からカントー市および周辺都市での宅配チャネルによる「ヤクルト」の販売を開始した。ミャンマーでは、平成30年の「ヤクルト」の製造、販売開始に向けて準備を進めている。 

 3月通期の見通しは据え置き、売上高は前期比5.2%増の3980億円、営業利益は同7.3%増の400億円、純利益は同1.1%増の305億円、1株利益は184円44銭。(HC)

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