フォスター電機が年初来の高値に迫る、第1四半期の大幅増益など好感

株式市場 銘柄

■株式市場には話しかけて家電を動かす音声AIへの展開など期待の様子も

 フォスター電機<6794>(東1)は31日、朝方に急伸したあともジリ高基調となり、11時を過ぎては10%高の2190円(207円高)前後で推移。28日の取引終了後に発表した第1四半期の連結決算(4~6月)の大幅増益などが好感され、今年1月につけた年初来の高値2252円に迫っている。

 第1四半期の連結営業利益は前年同期比66%増加して14.7億円となり、純利益は法人税などの出入りにより同23%減少して7.7億円となった。今3月期の連結業績見通しは据え置き、売上高は前期比0.6%減の1600億円、営業利益は同約2倍の60億円、純利益は同2.8倍の30億円、1株利益は116円60銭。

 株式市場では、米アマゾン・ドット・コムのAI(人工知能)スピーカー「アレクサ」などのように、話しかけるだけで様々な家電製品や室内設備を動かすことができる音声認識AI機器の分野への展開を期待する様子がある。(HC)

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