マツダがトヨタとの提携観測など好感され大きく出直る

マツダ 7261

■このところの株価は移動平均を上抜きチャートの形状が好転してきたとの見方

 マツダ<7261>(東1)は4日、大きく出直って始まり、取引開始後に1727.0円(84.5円高)まで上げて戻り高値を更新した。トヨタ自動車<7203>(東1)と資本提携する方向で最終調整に入ったと3日夕方から4日朝にかけて伝えられ、期待が広がった。

 トヨタ自動車がマツダに5%前後出資し、マツダもトヨタに出資する方向と伝えられた。マツダの第1四半期(4~6月)の業績は8月2日に発表され、連結売上高は前年同期比3%増加したが、営業利益は同24%減少した。ただ、3月通期の見通しは据え置いた。このところの株価は週足で13週、26週移動平均を上抜き、チャートの形状が好転してきたとされている。トヨタとの提携によって国際展開やEV(電気自動車)戦略に幅が出ることは確かなため、上値を試す場面が増える可能性が言われている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る