【株式市場】TOPIXが7年ぶりに1500ポイント回復し新規上場株も好調

◆日経平均の前引けは1万8332円30銭(67円51銭高)、TOPIXは1500.33ポイント(5.40ポイント高)、出来高概算(東証1部)は24億615万株

チャート11 20日後場の東京株式市場は、債券先物が上げ幅を拡大したため、このところ言われた債券から株式への資金シフトが止まる懸念が言われ、午前中の円安基調は一服気味のため、朝方に急伸したファナック<6954>(東1)が横ばいに転じるなど、全体に上げ一服となった。日経平均は70円高の1万8330円前後で推移し、昨日の2000年5月以来約15年ぶりの高値に続き3日続伸だが伸び悩んだ。TOPIX(東証株価指数)は終値でも1500ポイント台に乗り、こちらは2007年12月以来の1500ポイント台回復となった。

 材料株物色は根強く、消費電力を大幅に削減するパネルを開発したジャパンディスプレイ<6740>(東1)が急伸し、米アップル社の腕時計型端末「アップルウオッチ」への期待でフォスター電機<6794>(東1)なども高く、政府が横浜と大阪にカジノを開設する構想との昨日報道を受けて東急建設<1720>(東1)も高い。

 本日新規上場となった養鶏、鶏卵の大手ホクリヨウ<1384>(東2、売買単位100株)は買い気配で始まり、9時19分に公開価格460円に対して9%高の501円で売買が成立し初値を形成。その後505円まで上げ、終値は485円。

 また、昨日上場したビッグデータ分析などのALBERT(アルバート)<3906>(東マ、売買単位100株)は大引けもストップ高の7430円(1000円高)となり、昨日つけた初値6040円から大幅続伸となった。

 東証1部の出来高概算は24億615万株(前引けは12億4414万株)、売買代金は2兆3779億円(同1兆1706億円)。1部上場1862銘柄のうち、値上がり銘柄数は994(同889)銘柄、値下がり銘柄数は721(同834)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がり業種は23業種(前引けは18業種)となり、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、金属製品、鉱業、建設、機械、サービス、証券・商品先物、非鉄金属、輸送用機器、その他金融、などとなった。

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