【株式市場】長期金利が強含み保険株など高く日経平均は終値で高値を更新するがTOPIXは軟調

株式

◆日経平均の終値は2万400円78銭(44円50銭高)、TOPIXは1673.62ポイント(1.13ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少なめで6億5584万株

チャート15 10月2日後場の東京株式市場は、三井住友建設<1821>(東1)が27日の業績見通し増額などを材料に一段と強含んで続伸し、長期金利の強含み傾向を受けてSOMPOホールディングス<8630>(東1)などの保険株は前場から高いまま堅調。日経平均は前場の高値2万411円33銭(55円05銭高)に迫りながら堅調に推移し、終値では約1週間ぶりに2015年8月以来の高値を更新した。TOPIXは安いが、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、昭和電線ホールディングス<5805>(東1)がEV(電気自動車)関連株物色と好業績期待株物色に乗るとされて一段高の高値更新となり、小野薬品工業<4528>(東1)はノーベル医学・生理学賞に絡めるのではないかとの思惑も加わり高い。サイバーステップ<3810>(東2)はマザーズ市場からの昇格や人気アクションゲームの中国展開の試行進展などが材料視されて出直りを強め、富士ソフトサービスビューロ<6188>(JQS)は年金機構からの受託発表を受けて一時ストップ高。上場3日目のロードスターキャピタル<3482>(東マ・売買単位100株)はPERなどが評価されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は少なめで13億5584万株(前引けは6億2908万株)、売買代金はソコソコあり2兆634億円(同9766億円)。1部上場2030銘柄のうち、値上がり銘柄数は1116(同957)銘柄、値下がり銘柄数は838(同973)銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がりした業種は、ゴム製品、鉄鋼、保険、ガラス・土石、精密機器、金属製品、証券・商品先物、電気機器、などだった。(HC)

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