【銘柄フラッシュ】不二精機など急伸しサンユウは神戸鋼の問題も材料に活況高

株式市場 銘柄

 18日は、東証1部の値上がり率1位が双信電機<6938>(東1)となり、米国大統領の11月来日時に北朝鮮が電磁波攻撃などを行う可能性を念頭に対策銘柄とされて再び上値を追いストップ高の21.0%高。

 東証1部の値上がり率2位はビジネス・ブレークスルー<2464>(東1)となり、語学幼稚園を展開するため幼児教育の無償化などの政策に乗るとされて再び人気化し17.2%高となり年初来の高値を更新。

 3位は松屋<8237>(東1)の8.9%高となり、16日に発表した9月の月次動向が材料視されて年初来の高値を更新。

 サンユウ<5697>(東2)は3日連続ストップ高の15.5%高となり、神戸製鋼所<5406>(東1)の製品データ改ざん問題がアルミ・銅事業にとどまらず鋼線(線材)と呼ばれる鉄製品でも行われていたとの報道を受けて「敵失」による需要増加の期待が継続。神戸製鋼所はさすがに反落。ぷらっとホーム<6836>(東2)は同社のIoT関連製品が内閣府の革新的研究開発推進プログラムの超ビッグデータ創出基盤に採用との発表が好感されて9.7%高。

 駅探<3646>(東マ)はビジネストラベル社の子会社化などが材料視され高い。ヤマト・インダストリー<7886>(JQS)は物流業界の人手不足解消が再燃したようで急反発。

 エディア<9935>(東マ)サンリオ<8136>(東1)グループ会社と開発した「キティ」のキャラクターを使ったゲームの登録者が10万人を超えたとの発表などが好感されて2日連続ストップ高の20.7%高。インタースペース<2122>(東マ)は17日に業績予想の増額を発表し5.9%高となって高値を更新。

 不二精機<6400>(JQS)は精密射出成型技術などがEV(電気自動車)関連との見方があり、今12月期の業績好調の観測も言われて5日続伸となり、日々次第に上げ幅を広げて遂にストップ高の31.0%高となった。(HC)

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