アスカネットがV字急反発、新型コロナ制限緩和を受けフォトブック事業・フューネラル事業の回復目立つ

■空中ディスプレイ事業は韓国・現代自動車のイベントに非接触操作機器が

 アスカネット<2438>(東証グロース)は12月13日の後場、一段と上げ幅を広げて始まり、取引開始後は7%高の983円(65円高)まで上げ、12日の58円安を奪回してV字型の急反発となっている。デジタル写真加工事業などを行い、9日の取引終了後に2023年4月期の第2四半期決算を発表、翌取引日の12日は58円安だったが、この日午後に決算説明会を開催、13日は買い直す動きが次第に増える形となっている。

 第2四半期累計期間(2022年5月~10月・累計)は、新型コロナに関する行動制限の緩和・撤廃などを受け、フォトブック事業でウェディング向けなどの「BtoB」需要を中心に回復が強まり、フューネラル事業でも遺影写真加工枚数が増加し想定以上の売り上げを達成した。売上高は前年同期比7.8%増の31.60億円となり、経常利益は同28.1%増の1.50億円、四半期純利益は同29.4%増の1.03億円だった。

 空中ディスプレイ事業は引き続き用途開発先行の段階だが、11月初旬に韓国で開催された現代自動車のイベントで、『ASKA3Dプレート』を使用した非接触操作のエンターテイメントシステムを搭載した新型SUVが展示され、注目された。

 今期・2023年4月期の業績予想は据え置き、売上高は68.90億円(前期比8.8%増)、経常利益は4.90億円(同8.2%増)、当期純利益は3.48億円(同4.6%増)の見通しを継続した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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