富士ソフトサービスビューロが上場来の高値、業績見通しの増額など好感

株式市場 銘柄

■4~9月の利益見通しは従来の3倍強に修正

 富士ソフトサービスビューロ<6188>(JQS)は26日、大きく上値を追い、取引開始後に13%高の1720円(201円高)まで上げて上場来の高値を更新。11時を過ぎても10%高で活況高となっている。年金機構などの業務委託が主事業で、25日の取引終了後に今期・2018年3月期の業績見通しを全体に増額修正して発表。第2四半期の営業・経常・純利益(4~9月累計)を各々従来予想の3倍に引き上げたことなどが好感されている。

 3月通期の見通しについては、新規案件の稼動にともない、人件費の高騰や採用難、価格競争激化などの情勢リスクを勘案した結果、上期の増額分までは見込めないとしたが、営業利益は従来予想を4000万円上回る3億3000万円とするなど全体に増額した。増額後の通期予想1株利益は106円67銭。このため、株価が1700円でのPERは16倍未満になり、JASDAQ銘柄の平均PER19.4倍(日本経済新聞10月26日付より)に比べて割安感が広がった。(HC)

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