【注目銘柄】アマナは年初来高値圏、17年12月期利益予想は増額の可能性

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 アマナ<2402>(東マ)に注目したい。写真・CG・動画・イラストレーションなど視覚から訴求するビジュアルの企画制作、およびビジュアルを活用したWeb・TVCM・イベントなどのコンテンツ企画制作というビジュアルコミュニケーション事業を展開している。17年12月利益予想は増額の可能性が高いだろう。株価は年初来高値圏だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■17年12月期予想は増額の可能性

 17年12月期連結業績予想は、売上高が16年12月期比8.1%増の232億50百万円、営業利益が23.8%増の6億30百万円、経常利益が32.5%増の4億20百万円、純利益が2.5倍の2億20百万円としている。

 第2四半期累計(1~6月)は、売上高が前年同期比1.7%増収で、営業利益が31.6%増益、経常利益が77.2%増益、純利益が4.6倍増益だった。

 受託制作の受注が堅調に推移した。利益面では外注コストが増加したものの、WHLマネジメントによる利益管理体制が定着し、収益性を勘案した案件の選別などで1人当たり事業付加価値額が順調に増加した。また販管費の減少も寄与して大幅増益だった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が45.9%、営業利益が64.1%、経常利益が63.6%、純利益が72.7%である。利益進捗率が高水準であり、通期利益予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価は年初来高値圏、好業績評価して上値試す

 株価は9月中旬に上げ足を速める形となり、10月2日の年初来高値980円まで上伸した。その後一旦は上げ一服となったが、10月27日には1019円まで上伸して年初来高値圏だ。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形である。好業績を評価して上値を試す展開が期待され、13年11月高値1365円が視野に入る。(MM)

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