東邦チタニウムが急伸、4~9月大幅増益となり好業績を見直す買い集中

株式市場 銘柄

■4ケタ回復し「大台固め」の見方と一段高の期待が分かれる

 東邦チタニウム<5727>(東1)は30日、急伸して10時過ぎには13%高の1025円(116円高)前後で推移。27日の取引開始後に発表した第2四半期の連結決算(2017年4~9月累計)が大幅増益となり、3月通期の見通しを全体の増額修正し、見直す動きが強まった。

 第2四半期の累計業績は、機能化学品の増販を主因として、売上高が前年同期比15%増の178.1億円となり、営業利益は同81%増加して19.3億円となった。こうした推移を受け、3月通期の見通しを営業利益は従来予想を25%増額して30億円の見込みに、純利益は同じく24%増額して26億円の見込みに引き上げた。増額後の予想1株利益は36円53銭。

 17年2月以来の4ケタ(1000円台)回復となり、経験則的には「大台固め」のもみ合いに転じるとの見方はあるが、業績が大きく拡大する見込み見なったため一段高相場が続く期待もある。(HC)

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