【銘柄フラッシュ】フォーカスシステムズなど急伸し鉄鋼株が軒並み高い

銘柄

 2日は、新日鐵住金<5401>(東1)が5.8%高となって大きく出直り、JFEホールディングス<5411>(東1)は5.9%高、神戸製鋼所<5406>(東1)は6.8%高と鉄鋼株が軒並み急伸。円安基調に加え、日経平均の1年半ぶり2万円回復などで、全体相場が高い局面では主力株が上げやすいとされた。また、一説には、米トランプ大統領が地球温暖化の防止に取り組む「パリ協定」からの離脱を正式に発表したことを挙げ、この動きが広がれば有利に働くと見て注目する様子もあった。

 フォーカスシステムズ<4662>(東1)は2日連続ストップ高の20.7%高となり東証1部の値上がり率1位。日本マイクロソフトとサイバー犯罪の証拠データ分析の高速処理化に乗り出すとの発表が好感された。enish(エニッシュ)<3667>(東1)は昨日に続いて信用取引規制の解除が材料視されて大幅続伸しストップ高の20.6%高となり東証1部の値上がり率2位。光世証券<8617>(東1)は日経平均の2万円台回復により証券界が盛り上がる期待が言われて12.0%高となり、株価ひとケタ銘柄を除いて東証1部の値上がり率3位。

 ピクセラ<6731>(東2)は2日付で発表した「IoT事業戦略の進捗状況について」が好感されて一段高となり10.3%高。ラオックス<8202>(東2)は中国・人民元が7ヵ月ぶりの高値と伝えられ、相対的な円安のため再び訪日観光客が増加するとの見方で出直りを強め4.7%高。

 AWSホールディングス<3937>(東マ)は子会社が手がける医療データ分析ツールなどが材料視されてストップ高の23.01%高。モブキャスト<3664>(東マ)はスマートフォン向けサッカーゲームの中国版が5月25日配信開始後好調との見方が言われてストップ高の17.9%高。ソケッツ<3634>(東マ)楽天<4755>(東1)の定額制の音楽聴き放題サービスを運営し、この機能拡大などが材料視されて13.5%高。
   
 ナガオカ<6239>(JQS)は今期・17年6月期の赤字縮小見通しなどが言われて一時ストップ高の27.3%高となり、大引けも四捨五入して同率の27.3%高。日本創発グループ<7814>(JQS)は大幅増益基調で年4回配当が魅力とされて2段上げ相場が本格化とされ4.0%高だが高値を更新した。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る