【注目銘柄】TOKYO BASEは調整一巡して上値試す、18年2月期2Q累計が大幅増収増益で通期予想は増額の可能性

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 TOKYO BASE<3415>(東1)に注目したい。国内ブランド特化型セレクトショップのSTUDIOUS業態、独自ブランドショップのUNITED TOKYO業態を展開している。18年2月期第2四半期累計は大幅増収増益だった。通期も大幅増収増益予想である。そして増額の可能性が高いだろう。株価は8月の上場来高値から一旦反落したが、調整一巡して上値を試す展開が期待される。

■18年2月期2Q累計が大幅増収増益で通期予想は増額の可能性

 18年2月期の非連結業績予想は、売上高が17年2月期比32.6%増の124億06百万円、営業利益が36.1%増の17億57百万円、経常利益が38.8%増の17億57百万円、純利益が41.6%増の12億12百万円としている。新規出店効果などで大幅増収増益予想である。

 第2四半期累計(3~8月)は売上高が前年同期比53.7%増の55億50百万円、営業利益が91.7%増の6億63百万円、経常利益が91.0%増の6億63百万円、純利益が96.8%増の4億57百万円だった。既存店の好調、海外初出店(香港店)やZOZOTOWNへのフランチャイズ形式による出店を含む新規出店、さらにEC売上増加などで大幅増収増益だった。第2四半期累計として過去最高益を更新した。

 STUDIOUS業態は実店舗が22.7%増収、ECが79.3%増収、UNITED TOKYO業態は実店舗が94.3%増収、ECが2.1倍増収だった。全体のEC比率は6.4ポイント上昇して38.1%となった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が44.7%、営業利益が37.8%、経常利益が37.7%、純利益が37.7%である。冬物衣料で下期の構成比が高い季節特性に加えて、新規出店、新業態「CITY」の育成、M&Aの効果なども考慮すれば、通期予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価は調整一巡して上値試す

 株価は8月の上場来高値6210円から一旦反落したが、10月24日の直近安値4240円から急反発している。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返す形だ。調整一巡して上値を試す展開が期待される。(MM)

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