ワークマンの第2四半期業績の第2四半期業績は、当初計画を上回る増収増益で着地

■ワークウエアでありながらカジュアルなデザインと低価格を追求した高機能ウエアを開発し、商品力を更に強化

 ワークマン<7562>(JQS)の第2四半期業績は、当初計画を上回る増収増益で着地した。

 同社は、商品開発力に定評がある。今期は、軽量で優れた動作性を持つ「STRETCHジャンパー・パンツ」など、ワークウエアでありながらカジュアルなデザインと低価格を追求した高機能ウエアを開発することで、商品力の更なる強化を図った。これによりPB商品は651アイテムの展開で、チェーン全店売上高構成比は28.5%(前年同期比3.9ポイント増)となった。

 店舗展開については、前期に引き続きドミナント戦略の強化とスクラップ&ビルドで既存店の活性化を図った。新規開店15店舗、賃貸借契約満了などに伴うスクラップ&ビルド3店舗、閉店5店舗で、9月30日現在の営業店舗数は、フランチャイズ・ストア(加盟店A契約店舗)が前期末より14店舗増の674店舗、直営店(加盟店B契約店舗及びトレーニング・ストア)は前期末より4店舗減の133店舗で、合計807店舗となった。

 その結果、第2四半期業績は、売上高260億35百万円(前年同期比6.2%増)、営業利益45億92百万円(同6.4%増)、経常利益51億65百万円(同5.7%増)、純利益31億77百万円(同6.6%増)となった。

 第2四半期は、前回予想を上回ったが、当初の通期業績予想を据え置いている。

 ちなみに、18年3月期通期業績予想は、売上高542億40百万円(前期比4.2%増)、営業利益101億20百万円(同6.0%増)、経常利益112億90百万円(同5.2%増)、純利益73億90百万円(同3.6%増)と前期に引き続き最高益更新を見込む。

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