サンセイランディックの今期第3四半期は減収減益だが、通期は最高益更新を見込む

■好業績が見込めることから、3円増配の期末15円を予想

 サンセイランディック<3277>(東1)は、「不動産の再生」をテーマとして、一般的な不動産会社が手掛けにくい権利関係が複雑な底地(借地権が付着している土地の所有権)や居抜き物件(借手のいる古い共同住宅など)の権利調整、買い取り販売、管理など「不動産権利調整ビジネス」を主力としている。子会社のOnes Life ホームは建築事業(デザイナーズ戸建注文住宅、リフォームなど)を展開している。

 14日引け後発表された、同社の今期18年3月期第3四半期連結業績は、売上高77億68百万円(前年同月比2.5%減)、営業利益5億63百万円(同15.2%減)、経常利益5億02百万円(同11.1%減)、純利益2億93百万円(同7.2%減)と減収減益となった。

 第3四半期累計の事業別の業績を見ると、不動産販売事業では、底地193件、居抜き23件、所有権14件を販売した。その結果、売上高は70億05百万円(同4.3%減)、セグメント利益13億08百万円(同2.4%減)。

 建築事業は、戸建・リフォーム工事等102件を販売した。その結果、売上高は7億94百万円(同14.5%増)、セグメント利益は△69百万円(前年同期△1億20百万円)と2ケタ増収により赤字幅は縮小した。

 第2四半期は減収減益となったものの通期業績予想は当初予想を据え置いている。

 今期18年3月期連結業績予想は、売上高144億48百万円(前期比17.5%増)、営業利益14億66百万円(同1.4%増)、経常利益13億74百万円(同3.4%増)、純利益9億29百万円(同8.9%増)と最高益更新を見込む。

 配当については、好業績が見込めることから、3円増配の期末15円を予想している。

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