オルトプラスが反発幅を拡大、赤字改善し好業績株の選別買いに乗る

株式市場 銘柄

■財務基盤の安定化など図られ継続前提の注記を解消

 オンラインゲーム開発などのオルトプラス<3672>(東1)は16日の後場一段高で始まり、13時にかけて13%高の1034円(116円高)まで上げて反発幅を広げている。会社側からの最新発表や証券会社による投資判断などは特段、出ていないようで、決算発表ラッシュがヤマを越えてきた中で、改めて好業績株を選別買いする動きが強まり、業績の赤字縮小などを見直す動きが再燃したとの見方が出ている。

 前期・2017年9月期の連結決算は11月9日の取引終了後に発表し、売上高は16年9月期比25%増加して33.0億円となり、営業・経常・純利益は大きく赤字が改善した。また、財務面では、新株予約権の行使完了により資金調達が進み、「財務基盤の安定化が図られたことから(中略)継続企業の前提に関する事項の注記記載を解消することとした」(決算短信より)。今期の業績見通しは、「現時点で合理的な業績予想の算定ができないことから記載しない」としたが、数字が出ていない分だけ期待を膨らませる余地も大きいようだ。(HC)

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