
■「トヨタなど3兆円借り入れ」と伝えられ、買収の段取り着々の見方
豊田自動織機<6201>(東証プライム)は5月20日、一段高で始まり、取引開始後は9%高の1万8000円(1480円高)まで上げ、約2週間ぶりに上場来の高値を更新している。トヨタ自動車<7203>(東証プライム)などが特別目的会社(SPC)を通じて豊田織機の株式にTOB(公開買付)を行うとの観測報道がまたもや伝えられ、買い材料としての注目が再燃している。
19日夜、「豊田自動織機株式非公開化受け入れへ、トヨタなど3兆円借り入れ」(日経電子版)と伝えられ、再び注目が再燃した。株価は、4月下旬に「豊田織機、非公開化を検討、トヨタグループが出資」(日本経済新聞4月26日付朝刊)と伝えられたことを受けて急騰し、直近まで高値もみ合いを続けていたが、「トヨタなど3兆円借り入れ」と具体性を帯びてきた形のため再び注目再燃となった。直近の報道によると、「買収総額は6兆円規模とみられ、その半分程度を融資で賄う。買収資金を調達する際、三菱UFJ銀行などメガバンクから融資を受ける案が浮上している」と伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)