【株式市場】材料株など強く日経平均は朝安のあと次第に回復して堅調

株式

◆日経平均の前引けは2万2533円72銭(37円73銭高)、TOPIXは1778.10ポイント(1.37ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億5236万株

<3銘柄が上場し各銘柄とも前場は買い気配のまま値がつかず>

 22日(水)前場の東京株式市場は、欧州株のほぼ全面安や海外市場での円高が影響し、ソニー<6758>(東1)などが安く始まり、日経平均は10時にかけて132円05銭安(2万2363円94銭)まで軟化した。しかし、10時頃、米国の次期FRB議長が「金融引き締め継続、公聴会で表明へ」(時事通信10時2分配信より)などと伝わると円相場が軟化。株価指数の先物が上げ、日経平均は堅調に転換して前引けは37円73銭高(2万2533円72銭)となった。ただ、東証2部指数、マザーズ指数、日経平均JASDAQ平均は軟調。

 ニッカトー<5367>(東1)が引き続きEV(電気自動車)用の次世代バッテリーとして注目される「全固体電池」に関連との見方から連日急伸し、豊和工業<6203>(東1)は「北朝鮮ミサイル発射の兆候」と伝えられて思惑が再燃し活況高。精養軒<9734>(JQS)はイケメン若手タレントが同店のファンだとテレビで公言したとされたことや、上野動物園の子パンダが12月中旬公開になることへの期待などが言われて連日急伸。

 28日は3銘柄が上場し、クックビズ<6558>(東マ・売買単位100株)は買い気配のまま公開価格2250円を71%上回る3850円の買い気配。幸和製作所<7807>(JQS・売買単位100株)も公開価格3520円を72%上回る6040円の買い気配。ポエック<9264>(JQS・売買単位100株)も公開価格750円を71%上回る1282円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は7億5236万株、売買代金は1兆3221億円。1部上場2037銘柄のうち、値上がり銘柄数は971銘柄、値下がり銘柄数は943銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る