リプロセルが東証全銘柄の値上がり率トップ、米社との提携を材料視

銘柄 上がる 上昇 高い ストップ高

■5年近く続く長期低落基調に変化が訪れる期待も

 バイオベンチャーのリプロセル<4978>(JQG)は10日、急伸して始まり、取引開始後に23%高の410円(77円高)まで上げて東証全銘柄の値上がり率トップに躍り出た。8日付で「米国Q Therapeutics Inc.(キューセラピューティクス社)および共同創設者Mahendra Rao博士とのiPS 細胞医薬品の共同研究に関する基本合意のお知らせ」を発表したのに続き、9日付で「米国QTherapeutics Inc.との合弁会社設立に向けた基本合意のお知らせ」を発表し、期待が盛り上がっている。

 発表によると、キューセラピューティクス社との合弁会社では、中枢神経領域の疾患を対象としたiPS細胞由来再生医療製品の共同研究および実用化を目指す。株価は2013年の上場後、3700円台を高値として5年近くも長期低落基調が続いている。10日の急伸は、テクニカル的に13週移動平均や26週移動平均を一気に突破しきた。終値もこの急伸を保てば、テクニカル的に注目すべき変化・転換点になる可能性があるとの見方が出ている。(HC)

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