富士山マガジンサービスが戻り高値に進む、「オンライン書店」好調の見方

株式市場 銘柄

■一般的な雑誌市場の販売14%減に対し同社の取扱高は11%増加

 富士山マガジンサービス<3138>(東マ)は23日の後場一段と強含み、取引開始後に5%高の1319円(67円高)まで上げて戻り高値に進んだ。オンライン書店事業などを展開し、11月に発表した第3四半期の連結業績(2017年1~9月)の取扱高(下記)は前年同期比11%増加し、売上高は同14%増加。今期の業績などに対する期待が再燃した。

 同社の取扱高は、「当社から出版社への定期購読の注文取次高、当社の仕入販売高、当社が出版社から配送業務及び広告PR業務等を受けた請負業務の取扱高の合計」。これに対し、書店を経由する従来型の雑誌市場は、17年9月の雑誌販売状況が前年同期比で約14.2%減少した。こうした比較のなかで、同社のビジネスモデルが光って見える。17年12月期の決算発表は2月13日の予定で、機関投資家向け決算説明会は27日に予定している。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る