ステラファーマが一時ストップ高、BNCT第Ⅲ相治験で大阪医科薬科大・住友重機械と契約締結

■再発膠芽腫48症例で有効性と安全性を検証

 ステラファーマ<4888>(東証グロース)は1月29日10時、学校法人大阪医科薬科大学および住友重機械工業<6302>(東証プライム)と、BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の医師主導治験に関する契約を締結したと発表した。同契約は、大阪医科薬科大学が実施する再発膠芽腫を対象とした第Ⅲ相無作為化非盲検比較試験において、各者の役割を明確化するものだ。同社は治験薬「ボロファラン(10B)」(SPM-011)を無償提供し、住友重機械工業は中性子照射装置「BNCT30」および治療計画プログラムを提供する。

 同治験は、放射線療法やテモゾロミド治療歴を有するIDH遺伝子野生型の再発膠芽腫患者48症例を対象に、BNCTの有効性と安全性を検証する。2025年3月に公表した再発悪性神経膠腫の開発方針に沿った進捗で、同社パイプラインにおける医師主導第Ⅲ相試験に位置付けられる。治験は所定の審査を経て開始予定で、業績への影響は2026年3月期において軽微としている。

■BNCT治験契約を材料視

 1月29日、株価は一時ストップ高の372円まで急伸した。前日終値292円から大幅高となり、出来高も170万株超に膨らむなど、短期資金が集中した。BNCTの第Ⅲ相医師主導治験に関する契約締結が好感された。再発膠芽腫を対象とした開発進展が明確化し、創薬バイオ株として将来価値を見直す動きが強まった。赤字継続でPER算出不能、PBRは4倍超と評価は先行する。治験開始の正式決定や進捗開示が株価の持続性を左右し、年初来高値534円が次の意識水準となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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