やまびこは10周年記念配当や3期ぶりの最高益など好感され後場一段と強含む

株式市場 銘柄

■「自動運転」の草刈り機この夏の発売にメド

 やまびこ<6250>(東1)は15日の後場、一段と強含む展開になり、14時を過ぎて1582円(50円高)と出直りを強めている。芝刈り機やチェーンソー、発電機、噴霧器などの専業大手で、14日、2017年12月期の連結決算を発表し、経営統合10周年の記念配当(5円)も発表。今12月期の業績見通しは純利益が3期ぶりに最高を更新することになるため注目が再燃している。

 17年12月期末の配当(期末一括方式)は前期比10円増の35円の予定とし、18年12月期末は記念配当を加えて40円の見込みとした。18年12月期の連結業績見通しは全体に増益に転じる見込みとし、売上高は前期比2.6%増の1200億円(最高を更新)、営業利益は同22.3%増の73億円、純利益は同45.4%増の52億円(3期ぶりに最高更新)、1株利益は125円85銭。

 また、欧州企業をグループ化して開発を進めてきた自動運転(自律走行)の草刈り機がほぼ完成し、この夏頃から北米で発売できる見込みになった。北米地域はゴルフ場や公園、緑地が広大なケースが多く、需要が期待されている。(HC)

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