【株式市場】好業績株など強く日経平均は後場300円近く高下した末に反発

株式

◆日経平均の終値は2万1970円81銭(45円71銭高)、TOPIXは1761.61ポイント(0.84ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億8202万株

チャート13 21日後場の東京株式市場は、昼過ぎに円安が進んだため日産自動車<7201>(東1)が一段高となり、日経平均も前場の高値(139円45銭高の2万2064円55銭)を超えて205円48銭高(2万2130円58銭)まで上げた。その後、米国の夜間取引で株価指数の先物が下げたとされ、日経平均も一気に値を崩して88円37銭安(2万1836円73銭)まで軟化した。TOPIXは回復が鈍く軟調なまま終わったが、日経平均は次第に小高くなり前日比でも反発した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均はそろって高い。

 後場は、東海カーボン<5301>(東1)が大幅増益見通しなどを材料に活況高を続け、児玉化学工業<4222>(東2)は同じく三菱ケミカルグループの日東化工<5104>(東2)が大株主の異動を材料に高いため連想的な思惑を呼んだとされて急伸。ジェイリース<7187>(東マ)は3月13日付で東証1部に市場変更となることなどが材料視されてストップ高。アスラポート・ダイニング<3069>(JQS)は高級ステーキハウスやイタリアンレストランなど運営するスティルフーズ社との提携や株主優待の年2回化などが好感されて一時2日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は13億8202万株(前引けは5億9198万株)、売買代金は2兆6862億円(同1兆1068億円)。1部上場2066銘柄のうち、値上がり銘柄数は1087(同1351)銘柄、値下がり銘柄数は897(同614)銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種(前引けは23業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ガラス・土石、電気機器、その他製品、機械、パルプ・紙、空運、輸送用機器、精密機器、水産・農林、などとなった。(HC)

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