【銘柄フラッシュ】東京個別指導学院など急伸し建設株は久々に動意

銘柄

 経営統合を発表したファミリーマート<8028>(東1)ユニーグループ・ホールディングス<8270>(東1)は軟調で、ファミマが6.9%安、ユニーグループHDは2.9%安となった。朝方はNY株の300ドル安を受けた全体相場の下げの中で仕方ないとされたが、後場、日銀の介入や年金基金の押し目買いなどが言われて日経平均が上値を追い、一時171円82銭高(1万8836円93銭)まで上げた中では落差が目立った。ブリヂストン<5108>(東1)はNY株安を受けて朝方は安かったが、米国の利上げ前倒し観測は北米景気が好調な証拠などとされて次第に強含み0.8%高となった。

 千代田化工建設<6366>(東1)が政府による水素燃料スタンド設置促進報道などを好感して5.4%高となり、大豊建設<1822>(東1)は首相が現在の東日本大震災復興計画に続く次の計画を構想とされて5.3%高、ニチレキ<5011>(東2)は4.2%高。

 ファナック<6954>(東1)は朝発表の機械受注統計を見直すとされて13時頃から一段強含み2.1%高の465円高となり、日経平均を18.3円牽引した計算とされ、ファーストリテイリング<9983>(東1)は海外ファンドの買い説があり1.1%高だが500円高となり日経平均を19.6円引き上げた計算。本日の58円高のうち、計算上はこの2銘柄で38円近く引き上げた形。

 東京個別指導学院<4745>(東2)は「ネット教室」の本格展開などへの期待から7.5%高となり、ネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)は自治対や企業のホームページにイスラム過激派らしきサイバー攻撃と伝えられてセキュリティ強化需要の期待から7.5%高。また、アスカネット<2438>(東マ)は空中結像技術に加えて進展開のネットによるギフト通販に期待とされて8.7%高となり活況高。昨年12月上場のスノーピーク<7816>(東マ)はキャンプ場の開設などを材料に18.8%ストップ高の急反発となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る