パイプドHDのパイプド総研政策創造塾は「幸福度」と「働き方」に関するレポートを公開

■「PB地方創生幸福度調査」の分析結果レポートの第六弾

 パイプドHD<3919>(東1)のグループ企業であるパイプドビッツ内のパイプド総研政策創造塾は、2017年4月20日に公開した「PB地方創生幸福度調査」の分析結果レポートの第六弾として「幸福度」と「働き方」に関するレポートを、本日(3月29日)公開した。

 本レポートでは「働き方」に着目し、“実質的な”働き方属性区分別に「1週間当たりの労働時間」や「幸福度」の違いについて分析している。

 分析すると、「1週間当たりの労働時間」や「幸福度」は“実質的な”4つの属性区分によって変わっており、年代や性別などの回答者属性によっても違いがあることが分かった。

 1週間当たりの労働時間の平均値では、30代以上の年代においては、管理型の労働時間が長く、時間労働型よりも裁量労働型の労働時間が長いことが示された。ただし、20代においては、どの属性区分もほとんど労働時間が変わらない結果となっており、年代別により労働時間に違いがあることが明らかとなった。

 この結果から、単に雇用形態別に労働時間を比較するのではなく、業務の役割・立場を加味した組織における”実質的な”属性や、年齢などの個人属性を踏まえた比較を行うことで、「働き方」に関してより具体的な分析が可能になることがうかがえた。

 次に、男性の回答者の幸福度実感の平均値を年代別に示すと、管理型と被管理型を比較すると、管理型の幸福度がすべての年代において高いことが示された。被管理型における2つの属性区分(時間労働と裁量労働)を比較すると、20代は裁量労働の幸福度が高いのに対し、30~40代は、時間労働の幸福度がわずかに高いことが示された。

 また、管理型における2つの属性区分(時間労働型×管理型と管理職)を比較すると、40代以下は管理職の幸福度がどの年代も高い傾向にある一方、50代以上の幸福度はほとんど変わらないことが示された。

 この結果から、「時間労働」から「管理職」に至るまでの中長期キャリアの展望を設計する上で、幸福度の違いが「管理型」を目指す動機に繋がることがうかがえた。

 本レポートでは、上記の分析のほか、属性区分別の「性別による労働時間の違い」や「仕事に対するモチベーションの違い」について、「PB地方創生幸福度調査」結果から分析し、見解をまとめている。

▼パイプド総研 調査レポート
URL: https://pi-pe-ri.jp/research/

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る