
■処方箋送信から受け取りまで一体化した新サービスモデル
くすりの窓口<5592>(東証グロース)は11月26日、東武百貨店およびウエルシア薬局と連携し、東武百貨店池袋本店の従業員休憩室に、お薬ロッカーと一体型の「処方箋受付機」を設置したと発表した。同機器は処方箋の読み取りから薬局への自動送信、オンライン服薬指導、ロッカーでの薬受け取りまでを一体化し、百貨店従業員の利便性向上を目的とした取り組みである。従来必要だった薬局への移動や店内での待ち時間を削減する新たなサービスモデルとなる。
この「処方箋受付機」は、患者が医療機関の診療後に処方箋を薬局へ持参する従来型の受け取り行程を省略し、受付機で処方箋データを送信した上で、薬剤師によるオンライン服薬指導を受けることで、薬局に出向かずに調剤済みの薬をロッカーから受け取れる仕組みを整える。会社側は、働く人々の時間的制約を踏まえた効率的な受け取り体制の構築が期待できるとしている。
設置場所は東武百貨店池袋本店の従業員休憩室で、対応薬局はウエルシア薬局池袋店となる。同薬局は東京都豊島区南池袋1−28−2のJR東日本池袋駅構内B1Fに位置し、オンライン指導とロッカー受け取りの両方に対応する。百貨店従業員の利便性向上に加え、都市型商業施設における新たな薬剤サービスモデルとしての波及も見込まれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























