旧GFA、「abc株式会社」へ社名変更と本社移転を実施、Web3技術で「多様性を通貨にする」新事業へ
- 2025/9/1 16:40
- IR企業情報

■新社名と新ミッションを掲げ、発行可能株式総数も増強
abc<8783>(旧GFA)(東証スタンダード)は9月1日、商号変更と本社移転を実施した。新社名「abc」はアルファベットの始まりを意味し、多様な価値交換の起点でありたいという意図を込めた。株主総会で承認済みのこの変更により、同社は「多様性を通貨にする」を新たなミッションとして掲げ、Web3技術を核とする事業展開を強化する方針を示した。併せて定款を変更し、ブロックチェーンコンサルティングや暗号資産の投資・運用・研究を事業目的に追加し、多角化戦略を加速させる。
新ブランドは「ai」「blockchain」「cryptocurrency」の頭字語としての意味も持ち、ロゴは人間社会における価値観の多様性を象徴する構成とした。また、将来的な事業拡大に備え、発行可能株式総数を3700万株から1億株へ増加し、柔軟な資本政策を可能にする体制を整備した。代表取締役の松田元氏は、善意や信頼、協力といった従来の金融システムで価値化されてこなかった人間的価値を流通させることを目指すと強調した。
同社は今後、既存のファイナンス、不動産投資、ファンド運営に加え、Web3を基盤とする新たな価値交換システムの構築を進める。これにより、従来の資本主義的制約を超え、人間や文化の多様性を経済活動に取り込むことで、持続的成長と社会的意義を両立する企業を目指す方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)