【株式市場】年金や海外投資家などに期待強まり日経平均は15年ぶりの高値を更新

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は1万9254円25銭(263円14銭高)、TOPIXは1560.33ポイント(13.70ポイント高)、出来高概算(東証1部)はSQ算出分があり31億9873万株

 13日後場の東京株式市場は、引き続き年金ファンドによる株式運用割合の拡大や外国人投資家の買いなどに期待が衰えず、株価指数の先物で日本株全体を買う動きも強まったようで、日経平均は一段高となって14時過ぎに一時344円69銭高(1万9335円80銭)まで上げて2000年以来約15年ぶりの高値水準を大幅続伸。TOPIXは1560ポイント台に乗り、2007年以来約8年ぶりの高値に進んだ。先物などの3月物の清算値(SQ)は、日経平均型が昨日の日経平均終値比234円高の1万9225円となった。

 日経平均と相関度の高いファナック<6954>(東1)は株主との対話窓口を設けると伝えられたこともあり、何と13%高の急伸となって上場来の高値を更新。三井不動産<8801>(東1)などの大手不動産株は東京都心部のオフィス空室率20カ月連続低下などを好感して軒並み高く、機関投資家好みとされるキッコーマン<2801>(東1)ブリヂストン<5108>(東1)なども続々高値を更新。カーディナル<7855>(JQG)はマイナンバー制度関連とされてストップ高となった。

 東証1部の出来高概算はSQ算出分があり31億9873万株(前引けは20億75万株)、売買代金は4兆3070億円(同2兆7958億円)。1部上場1867銘柄のうち、値上がり銘柄数は1126(同1228)銘柄、値下がり銘柄数は602(同464)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は30業種(前引けも30業種)となり、値上がり率上位の業種は、不動産、鉱業、その他金融、機械、電気機器、倉庫・運輸、鉄鋼、パルプ・紙、銀行、サービス、などだった。

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