【注目の決算】DeNA:「ベイスターズ」活躍しスポーツ事業のセグメント利益は6割増加

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■ただ連結決算は他部門の好不調が混じり営業利益19%増に

 DeNA(ディーエヌエー)<2432>(東1)は11日の前場、一時9.9%安の1963円(215円安)まで下押したが、前引けは5.5%安の2058円(120円安)と持ち直した。10日に2018年3月期の決算を発表し、今期・19年3月期の連結営業利益の見通しを43.6%減の155億円の見込みとし、朝方は売りが先行する形になった。

 前3月期は、株式会社横浜DeNAベイスターズを中心とするスポーツ事業が大幅に拡大し、同事業の売上収益(広義の売上高)が168.85億円(前連結会計年度比22.7%増)となり、セグメント利益は18.22億円(同66.2%増)となった。

 ただ、連結業績での売上収益は、それ以外の事業が影響して前期比3.1%減の1393.90億円となった。連結営業利益はゲーム事業で任天堂<7974>(東1)との協業タイトルの貢献などもあり、前期比18.7%増加して275.03億円と拡大した。純利益は同11.3%減の385.73億円だった。

 今期は、主力のゲーム事業で前期と同等以上の利益を見込む一方、新規事業・その他でオートモーティブ事業やヘルスケア事業、ネットサービスインキュベーション事業などへの先行投資を積極化させる。連結業績見通しは売上収を7.6%増の1500億円、営業利益は同43.6%減の155億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同52.1%減の11,0億円、1株利益は75円78銭とした。(HC)

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