【株式評論家の視点】ロードスターキャピタルは、今12月期第1四半期決算を発表、26週移動平均線がサポート

株式評論家の視点

 ロードスターキャピタル<3482>(東マ)は、昨年9月28日に東京証券取引所マザーズに上場。同社は、「不動産とテクノロジーの融合が未来のマーケットを切り開く」という経営理念のもと、ITを利用した不動産投資サービスを提供している。不動産投資に特化したクラウドファンディング事業、自己資金を用いた物件への投資と呼び管理運用を行うコーポレートファンディング事業、不動産の売買や管理・運営に対するコンサルティングを行う仲介・コンサルティング事業、投資用不動産の管理・運用を物件所有者や投資家に代わって実行するアセットマネジメント事業を運営している。

 同社グループでは、コーポレートファンディング事業において、同社の注力市場である東京都心の中規模オフィス等への投資によって自己保有資産残高が拡大しているほか、不動産特化型クラウドファンディング事業において、投資家会員数と累積投資金額が増加している。

 5月10日に発表した今2018年12月期第1四半期業績実績は、売上高17億6900万円、営業利益3億9800万円、経常利益3億4000万円、純利益2億1400万円に着地。不動産投資事業では2物件を売却。不動産賃貸事業では2物件を売却したが、新たに5物件の取得等を実施。クラウドファンディング事業では営業貸付金を23億4300万円まで増加している。

 今18年12月期業績予想は、売上高104億9800万円(前期比19.4%増)、営業利益18億1200万円(同32.8%増)、経常利益15億9100万円(同33.7%増)、純利益9億円(同13.4%増)を見込む。年間配当予想は、期末一括12.5円(同1.5円増)増配を予定としている。

 株価は、昨年12月29日につけた上場来の安値1496円から本年1月31日に上場来高値2695円と買われた後、2月14日安値1779円まで調整を挟んで3月19日高値2914円と上昇。4月17日安値1998円と売られた後、モミ合っている。今期2ケタ増収増益と続伸、増配予定と業績好調が見込まれている。足元で26週移動平均線がサポート、2200円割れを下値として固めた感があり、日柄調整が進めば、出直る動きが期待される。ここから下押す場面は買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)

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