【株式評論家の視点】キャリアインデックスは日本最大級の転職サイトを運営

株式評論家の視点

 キャリアインデックス<6538>(東マ)は、12月14日に東京証券取引所所マザーズに上場した。インターネットを活用した集客プラットフォームの運営している。正社員向けの転職情報サイト「CAREERINDEX」、派遣・アルバイト情報サイト「Lacotto」、資格・お稽古等のスクール情報サイト「CAREERINDEXスクール」、 ファッション業界に特化した転職情報サイト「Fashion HR」を運営している。

 CAREERINDEXは、国内の大手転職サイトとハローワークの求人情報を、約30万件ネットワークする日本最大級の転職サイトで、提携する各情報サイトを横断して探すことができるため、検索から応募までを一括で完結できるワンストップの利便性を備えているほか、転職機会の増加により雇用を促進し、求職者・求人企業に対して役に立つ、社会的意義のある仕組みで世の中に貢献している。

 今2017年3月期第2四半期業績実績は、売上高が7億8700万円、営業利益が1億7200万円、経常利益が1億7700万円、純利益が1億1300万円に着地。

 今17年3月期業績予想は、売上高が17億4500万円(前期比34.4%増)、営業利益が4億3300万円(同85.9%増)、経常利益が4億4200万円(同89.6%増)、純利益が2億9700万円(同96.9%増)を見込む。調達した資金はシステム投資や人材の採用費用などに充て、成長投資を優先する方針で、無配継続を予定している。

 株価は、12月14日に公開価格6060円を1.5%上回る6150円で初値をつけ、高値6210円と買い進まれたが、安値5160円と売られ、引け値は5190円となった。同社は首都圏中心から地方求人サイトへ拡げていく方針で、新事業領域への進出を計画しており、高い成長が続くと期待される。板倉広高社長ら上位株主には上場から180日間は株式の売却を制限するロックアップがかかっているため、短期的には大きな売りが出る可能性は低いが、目先公募株の売りが一巡し、下値を固める動きとなるか見極めるところだろう。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る