ソレイジア・ファーマが急伸、「SP-04」第3相臨床試験に進み三井住友銀行と契約

株式市場 銘柄

■「SP-01」などは中国で承認待ちの段階、事業化に向け運転資金の確保も進む

 ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)は14日、急伸し、取引開始後に10%高の348円(32円高)まで上げて出来高も急増している。13日の夕方、がん化学療法に伴う末梢神経障害への適応を目指す同社開発品「SP-04」の開発計画と、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)の三井住友銀行とのコミットメントライン契約を発表。期待と注目が集まっている。

 発表によると、「SP-04」は、すでに権利導入元のスウェーデン企業により、欧米での第2相臨床試験、米国での日本人を含む第1相臨床試験などが完了している。そして、2018年度下期に、日本、韓国、台湾、香港において第3相臨床試験を開始する。

 このほか、「SP-02」は現在最終臨床試験(第2相試験)を実施中。また、「SP-01」(中国)及び「SP-03」(中国)は既に臨床試験等の開発が完了し、当局による承認審査の段階にある。「SP-03」(日本)は18年5月に日本国内で販売が開始されたが、これらの事業化において、製品の仕入、販売及び在庫保有という流通活動を遂行するため、運転資金需要が生じる。こうした資金需要に対応し、借入極度額1000百万円のコミットメントライン契約(あらかじめ契約した期間・融資枠の範囲内で、企業の請求に基づき、銀行が融資を実行することを約束(コミット)する契約)を結んだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る