【株式市場】6月末の権利確定日で個々に強い銘柄があり日銀の下値買いもあり日経平均は小反発

株式

◆日経平均は2万2342円00銭(3円85銭高)、TOPIXは1731.07ポイント(2.80ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億5443万株

 26日後場の東京株式市場は、日銀による株価指数連動ETF(上場投信)への買い出動が言われたほか、6月末の配当・優待の買付期限(権利確定日・権利付最終日)のためか、前場に比べて持ち直す銘柄が少なくなく、利回り妙味のあるキヤノン<7751>(東1)は14時45分にかけて本日の高値をつけた。日経平均は前引けの水準(176円82銭安の2万2221円33銭)から大きく戻して始まり、13時30分前から頻繁に前日比プラス圏に浮上。大引けは3円高だが3日ぶりに反発。TOPIX、JPX日経400、東証マザーズ指数も反発した。

 後場は、全国的な夏日の到来予報を受けて電力消費の拡大見込みが言われ、関西電力<9503>(東1)などの電力株が一斉高。ベストワンドットコム<6577>(東マ)は東京五輪期間中にJTBが大型客船をホテルとして活用との報道が連想材料との見方で急伸。三信建設工業<1984>(JQS)は19年3月期の配当増額が好感されてストップ高。

 東証1部に直接新規上場の国際紙パルプ商事<9274>(東1・売買単位100株)は買い気配で始まり、9時56分に公開価格344円を30.8%上回る450円で初値が付き、高値は前場の470円。後場は一進一退となり大引けは370円となった。

 東証1部の出来高概算は13億5443万株(前引けは6億8115万株)。売買代金は2兆3416億円(同1兆1195億円)。1部上場2092銘柄のうち、値上がり銘柄数は1209(同638)銘柄、値下がり銘柄数は797(同1356)銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、水産・農林、海運、パルプ・紙、その他金融、ゴム製品、銀行、建設、繊維製品、保険、などとなった。(HC)

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