【株式市場】ギリシャ問題一時再燃するが日経平均は持ち直し2日続伸

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万407円08銭(24円11銭高)、TOPIXは1651.48ポイント(2.60ポイント高)、出来高概算(東証1部)はSQ算出が加わり26億8402万株

チャート15 12日後場の東京株式市場は、日経平均が浅いV字型の波動となり、ドイツ紙の報道としてドイツ政府がギリシャのデフォルト(債務不履行)の準備を開始と伝えられ、株価指数の先物主導型で14時にかけて一時51円78銭安(2万331円19銭)まで沈下する場面があった。ただトヨタ自動車<7203>(東1)などが終始堅調なため大引けには回復し2日続伸となった。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均ともに高い。
 
 ソニー<6758>(東1)が引き続きスマホ部品の需要旺盛との一部報道など好感されて堅調に推移し、武田薬品工業<4502>(東1)などの薬品株は業種ごとの出遅れ感がいわれて堅調に推移。銘菓の寿スピリッツ<2222>(東1)は松江城の国宝再指定などが材料視されて7日続伸。ネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)などのセキュリティ関連株も売買人気が再燃し、マイナンバー関連株物色も再燃してITBook<3742>(東マ)が2日続伸など値を上げた。

 東証1部の出来高概算は朝のSQ算出にともなう売買が加わり26億8402万株(前引けは17億1373万株)、売買代金は3兆5124億円(同2兆3262億円)。1部上場1886銘柄のうち、値上がり銘柄数は1009(同985)銘柄、値下がり銘柄数は736(同744)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は18業種(前引けは14業種)となり、値上がり率上位の業種は、その他製品、精密機器、電気機器、保険、医薬品、機械、水産・農林、情報・通信、などとなった。

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