出光興産は発行株数の5.77%を上限とする自社株買いも好感され大幅続伸

株式市場 銘柄

■単純計算では1株4583円で買い付けることに

 出光興産<5019>(東1)は11日、続伸基調となり、取引開始後に6%高の4560円(270円高)まで上げて2017年12月につけた高値4690円に迫っている。10日11時、昭和シェル石油<5002>(東1)との経営統合に関する合意や、発行済株式総数の5.77%に相当する1200万株を上限とする自己株式の取得(自社株買い)などを発表。材料視された。

 自社株買いの実施期間は、2018年7月17日から18年12月28日まで。取得価額の総額は550億円(上限)。単純計算では1株4583円で買い付けることになる。

 発表によると、「当社大株主とも協議の上、本経営統合の実施前に当社株主に対して適切な還元を行うべく本自己株式取得を実施することが、現在の当社株主の皆様に対する最善の株主還元策であると判断いたしました」などとあり、創業家である大株主の意向を反映したものと受け止められている。(HC)

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