【株式評論家の視点】SKIYAKIは底値モミ合い、リバウンド相場入りを期待

株式評論家の視点

 SKIYAKI<3995>(東マ)は、昨年10月26日に東京証券取引所マザーズに上場。同社は、プラットフォーム事業、コンサート・イベント制作事業、旅行・ツアー事業を行っている。ファンのためのワンストップ・ソリューションプラットフォーム「SKIYAKI EXTRA」を中核として、アーティストに係るファンクラブサービス(FCサービス)、アーティストグッズ等のECサービス及び電子チケットサービス「SKIYAKI TICKET」、オンデマンドグッズサービス「SKIYAKI GOODS」、映画・映像製作、旅行・
ツアー事業、コンサート・イベント事業を展開している。

 同社は、「FCサービス」、「SKIYAKI TICKET」の取扱いアーティスト数及び提供サービス数を増やし、取引規模を拡大させているほか、FC、EC、TICKET、旅行及びイベント等の既存サービスに加え、スマートフォン向けキャッシュレス決済サービス「SKIYAKI PAY」のリリースや、事業譲受によりライブ・イベントの同行者を探せるSNSサービス「AMIPLE」を取得するなど、新たなサービスチャネルの展開を開始し、自社プラットフォームユーザーの利便性向上のための取り組みを強化し、本年4月30日現在における「SKIYAKI EXTRA」の総登録会員数は170万人を突破し順調に伸びている。

 今19年1月期第1四半期業績実績は、売上高6億9000万円、営業利益4700万円、経常利益4300万円、純利益2800万円に着地。

 今19年1月期業績予想は、売上高30億7500万円(前期比23.6%増)、営業利益3億円(同23.7%増)、経常利益3億0700万円(同42.1%増)、純利益2億0600万円(同13.4%増)を見込む。年間配当予想は、未定(同15円を実施)としている。

 株価は、昨年10月30日につけた上場来高値9560円から同12月22日安値5510円、2月9日安値4990円、6月26日に上場来安値4320円と調整した後、底値モミ合いとなっている。6月12日大引け後に7月31日を基準日に1株を5株に分割すると発表済み。投資単位当りの金額引き下げによって、より投資しやすい環境を整えることで、株式の流動性が高まり、投資家層と株主数の拡大を図ることを目的としている。チャート的には三段下げを終了しており、分割権利落ち後にリバウンド相場入りが期待されることから、ここから下押す場面は買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)

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