カヤックが15%高、コマツと協業し建機と現場のICT化を推進

株式市場 銘柄

■AR映像で設計通りに進んでいるか直感的に確認できるなどの新機能を開発

 カヤック<3904>(東マ)は19日の後場、一段高となり、13時にかけては15%高の1170円(153円高)前後で推移している。「面白(おもしろ)法人」を標榜してソーシャルゲーム事業やeスポーツ事業などを展開し、今度はブルドーザーなどのコマツ<6301>(東1)との協業を18日付で発表。材料視されている。

 発表によると、コマツは2015年から建設現場に携わる人・モノ(機械、土など)に関するさまざまな情報をICTでつなぎ、建設現場の安全、生産性を向上させるソリューション事業として「スマートコンストラクション」を展開し、18年6月末までに国内累計で5500以上の建設現場に導入してきた。カヤックは、17年に発売したコマツの新型ICT油圧ショベル「PC200i-11」に搭載される新サービス「Kom Eye AR」をコマツと共同で開発し、8月の市場導入を予定している。

 「Kom Eye AR」は、建設機械の「目」と言えるステレオカメラで撮影した映像と連動する新サービスで、たとえば、キャブ(運転席)内に設置したタブレットの画面に、ステレオカメラで撮影した映像と設計面3D(3次元)モデルデータをリアルタイムでAR(拡張現実)合成表示し、オペレーターは設計通りに施工が進んでいるかを直感的に確認しながら作業できるなどの新機能を実用化した。(HC)

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