【株式市場】業績見通しの明るい銘柄が買われ長短金利も反落し日経平均は4日ぶりに反発

株式

◆日経平均の終値は2万2510円48銭(113円49銭高)、TOPIXは1746.86ポイント(8.16ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億4650万株

チャート3 24日後場の東京株式市場は、4~6月の業績発表が来週から本格化するのを控え、ファナック<6954>(東1)太陽誘電<6976>(東1)などが一段とジリ高基調になり、年金運用資金などが注目しているといった説が台頭。日経平均は13時にかけて前場の高値(158円06銭高の2万2555円05銭)にほぼ並ぶ水準まで再騰し、その後も堅調に推移。4日ぶりに反発した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JQ平均もそろって高い。

 後場は、23日に軒並み上昇した長短金利が低下したため、資金運用環境の好転などを期待されていた第一生命ホールディングス<8750>(東1)などの保険株や銀行株がダレ模様になった。半面、不二サッシ<5940>(東2)は大規模水害の復興関連株として一段と強含み、グローバルウェイ<3936>(東マ)は新事業に関するスイス金融監督局への申請完了との発表を受けて急伸。ナビタス<6276>(JQS)も大規模水害の復興関連株としての見方が言われ急伸。

 24日、新規上場となったバンクオブイ<4393>(東証マザーズ・売買単位100株)は13時33分に公開価格960円の2.1倍の2000円で初値をつけた。その後の高値は2199円、終値も2199円。

 東証1部の出来高概算は12億4650万株(前引けは6億1632万株)。売買代金は2兆392億円(同9532億円)。1部上場2103銘柄のうち、値上がり銘柄数は1443(同1608)銘柄、値下がり銘柄数は564(同403)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、機械、非鉄金属、不動産、建設、金属製品、海運、その他金融、などとなった。(HC)

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