【株式市場】日経平均は115円高、週末取引とあって後場ダレ模様だが2日続伸、TOPIXは小反落

◆日経平均は3万916円31銭(115円18銭高)、TOPIXは2145.84ポイント(0.31ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は12億1944万株

 5月26日(金)後場の東京株式市場は、レーザーテック<6920>(東証プライム)など前場活況高の半導体関連株が一部を除いて高値もみ合いに転じた一方、JR東海<9022>(東証プライム)や日本航空<9201>(東証プライム)は一段と上げ幅を広げるなどで訪日観光関連株への買いが久々に活発化し、三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)なども一段と強含んだ。日経平均は前引けより60円ほど値を消して237円高で始まり、終盤まで1万1000円をはさんでもみあい、大引けはややダレたが2日続伸となった。

 後場は、芝浦メカトロニクス<6590>(東証プライム)が一段ジリ高となり、半導体関連株の中でも株式3分割を控えることなどを買う動きとなり、エンプラス<6961>(東証プライム)はベトナム新工場への創業開始があるとされ前場ストップ高に達したまま後場は大引けまで買い気配。アルメディオ<7859>(東証スタンダード)は三菱重工と共同で特許取得とされて前場ストップ高に達したまま後場は大引けまで買い気配。monoAI technology<5240>(東証グロース)はゲーム特化のメタバース制作ツールなど好感されて後場寄りから急伸しストップ高。Ridge-i(リッジアイ)<5572>(東証グロース)は後場寄り後に一段高の場面がありゴミ焼却炉のDX化などに関する対談が米エヌビディアの動画チャンネルで紹介とされ生成AI・ディープラーニング技術などに注目集中。

 東証プライム市場の出来高概算は12億1944万株(前引けは5億6897万株)、売買代金は3兆4058億円(同1兆6927億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は419(前引けは787)銘柄、値下がり銘柄数は1371(同952)銘柄。

 東証33業種別指数は8業種(前引けは18業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、陸運、精密機器、電気機器、卸売り、その他製品、ゴム製品、化学、となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  2. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…
  3. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  4. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  5. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  6. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る