ヒーハイスト精工が出直り強める、売られ過ぎ感あり業績拡大への期待強まる

株式市場 銘柄

■「三段上げ」をイメージするとまだ2段目の上げが始まったばかり

 ヒーハイスト精工<6433>(JQS)は25日、17%高の530円(77円高)まで上げて大きく出直り、出来高も24日に続いて急増している。今期・19年3月期の連結業績予想(売上高5%増、営業利益4%増)について保守的との見方が強まってきたとの見方があり、1月下旬から長期低落基調が続いてきた分、見直し買いに対する反応も強いようだ。また、機械株とあって、中国が景気刺激策を講じるとの報道も材料視されている。

 前期・2018年3月期の連結決算は売上高が19%増加し、純利益は98%増加するなど、大幅な増収増益だった。にもかかわらず、株価は1月下旬から長期低落基調が続き、7月に入ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が14%程度まで拡大し、売られ過ぎ感を強める位置になっていた。

 7月6日から10日にかけて急激に出直り、その後は中段もち合いを形成。13日には、取締役などに譲渡制限付株式報酬としての新株式発行を発表。もち合いの底堅さなどのチャート妙味もあるようで、再び買いが入ってきたとの見方が出ている。チャートでいう「三段上げ」をイメージするとまだ2段目の上げが始まったばかりになるようだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る