【新規上場(IPO)銘柄】エーアイは「エーアイトーク」の採用増える、リバウンド幅を広げるか注目

株式市場 IPO 鐘

 エーアイ<4388>(東マ)は、6月27日に東京証券取引所マザーズに上場。同社は、音声合成事業を行っている。自社で開発した音声合成エンジン「AITalk(エーアイトーク)」を搭載した製品、サービスを幅広い分野で展開している。

 「エーアイトーク」は、従来の機械音ではなく、人の声で合成する技術、コーパスベース音声合成方式を採用し、より人間らしく自然な音声で自由に音声合成をすることが可能な、高品質音声合成エンジンで、日本語話者は大人から子供まで男女17種類、言語の種類は36種類以上の豊富な音声ラインナップ、使用するシチュエーションや用途に合わせた喜怒哀楽の感情表現を実現し、芸能人や声優、自分の声でも短時間の収録で音声合成用データへの変換を可能にしている。

 「エーアイトーク」は、8月1日にSEGAの大人気競馬メダルゲーム「スターホース」シリーズ最新作に採用したことをはじめ、同9日にロボット投信株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:野口 哲)が証券会社向けに提供する、電話自動応答システムを用いた株価情報サービス「株価 IVR」に採用、同21日に奈良競輪場の場内放送に採用、同23日にヤマハが提供する音のユニバーサルデザイン化支援システム「おもてなしガイド」と連携、同28日に株式会社ウェルボ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:江口 淳)が販売する受付電話ロボット「Welbo(うぇるぼ)」に採用と、この8月に実績を積み上げていることが注目される。

 8月10日に発表済みの今2019年3月期第1四半期業績実績は、売上高1億2500万円、営業利益2000万円、経常利益800万円、純利益500万円に着地。

 今19年3月期業績予想は、売上高6億8000万円(前期比15.0%増)、営業利益1億6600万円(同13.1%増)、経常利益1億6600万円(同12.3%増)、純利益1億1500万円(同5.3%増)を見込む。年間配当は無配を予定している。

 株価は、6月28日につけた上場来高値4190円から8月22日の上場来安値1812円まで調整を挟んで8月24日高値2723円と上昇。その後、モミ合っている。音声合成エンジン「エーアイトーク」は、AI(人工知能)の品質向上によるPepperをはじめとしたコミュニケーションロボット、コールセンターのオペレータ業務の自動化、車載器への対話システムなどの対話型利用への利用用途のほか、東京オリンピック、観光客の増加に伴う外国人への情報提供手段としての用途拡大も見込まれており、事業環境は明るい。足元で「エーアイトーク」の採用が増えており、見直し機運が高まっており、リバウンド幅を広げるか注目したい。(株式評論家・信濃川)

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