大塚家具は後場300円の大台を割り込む、日本生命が一部売却との報道など影響

株式市場 銘柄

■ただ、提携などがいつ飛び出しても不自然ではないとして継続的に注視する様子も

 大塚家具<8186>(JQS)は10日の後場、300円(7円安)の大台を割り込み、株式分割などを調整した相場で2000年以降の最安値を連日更新した。「日生、大塚家具株を一部売却」(9月8日付の日本経済新聞朝刊)と伝えられ、様子見姿勢が強まったとの見方が出ている。

 報道によると、日本生命が同日、近畿財務局に提出した変更報告書によると、共同保有分を含め6.86%だった保有比率は8月31日時点で4.84%に低下したという。また、8月下旬には、約3年前の大塚家具の株主総会で現社長側を支持したと伝えられた米投資ファンド、ブランデス・インベストメント・パートナーズが、保有していた大塚家具の株式すべて売却したと伝えられた。

 ただ、市場関係者の中には、経営再建を巡る提携などがいつ飛び出しても不自然ではない状態にあるとして継続的に注視している投資家が少なくないとの見方も出ている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る