日経平均の上げ幅200円を超える、米中貿易摩擦の緩和期待や機械受注など寄与

株式

■14日の「ラージSQ」算出に向けた需給は買い優勢の見方が

 13日午前の東京株式市場では、日経平均が朝方から急伸し、一時253円80銭高(2万2858円41銭)まで上げて9月3日以来の2万2800円台を回復した。10時20分にかけても上げ幅240円前後を保ち、強い展開となっている。

 前夜のNY市場で米中の貿易摩擦が緩和する可能性が伝えられ、その後も具体的に「ムニューシン米財務長官をはじめとする米高官らは、中国の劉鶴副首相を含む政府高官らに対して協議の再開を提案した」(ロイター通信9月13日9時21分配信より)とされたほか、東京市場の取引開始前に内閣府が発表した7月の機械受注統計が市場予想を上回ったと受け止められた。

 また、14日は、株価指数先物とオプション各9月物のSQ(清算値・行使価格)が算出される日に当たり、それも年4回、9月物のすべての先物のSQが算出される「ラージSQ」になる。市場関係者の推計では、算出を巡る日経225種構成銘柄の需給動向は買い優勢との見方が出ている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る