【株式評論家の視点】グッドコムアセットは今10月期第3四半期大幅増収増益、日柄調整が進むか注目

株式評論家の視点

 グッドコムアセット<3475>(東1)は 東京23区内に、若い世代や高齢の単身者向けの1K(ワンルーム)をメインに、物件の立地・開発条件に応じてシングルやディンクス向けの1LDK、2LDK等を併設した「GENOVIA(ジェノヴィア)」シリーズの新築マンションとして、「GENOVIA green veil(ジェノヴィア グリーンヴェール)」及び「GENOVIA skygarden(ジェノヴィア スカイガーデン)」の企画・開発及び販売の拡大、顧客サポート体制の充実、ブランド力の強化を図っている。取扱う物件には、土地を仕入れて自社ブランドマンションを開発する物件(開発物件)と、マンション建設事業主から一棟を買い取り、自社ブランド仕様に変更する物件(専有物件)がある。

 9月12日大引け後に今2019年10月期第3四半期決算を発表した。同期間の販売実績は、浅草Ⅱ(東京都台東区)、浅草Ⅲ(東京都台東区)、川崎駅(神奈川県川崎市川崎区)、亀戸水神(東京都墨田区)、板橋west(東京都板橋区)、世田谷砧(東京都世田谷区)、田端Ⅱ(東京都北区)、亀戸水神Ⅱ(東京都墨田区)、駒込駅(東京都北区)、三軒茶屋(東京都世田谷区)、駒込駅Ⅱ(東京都文京区)、新宿早稲田(東京都新宿区)、西巣鴨(東京都北区)、隅田川west(東京都荒川区)の計14棟、全535戸。


 今19年10月期第3四半期業績実績は、売上高139億9500万円(前年同期比88.5%増)、営業利益14億3200万円(同2.1倍)、経常利益13億4500万円(同2.1倍)、純利益9億2300万円(同2.1倍)と大幅増収増益着地。

 今19年10月期業績予想は、売上高161億8800万円(前期比64.6%増)、営業利益16億2000万円(同78.5%増)、経常利益15億1000万円(同84.1%増)、純利益10億3500万円(同66.9%増)と連続最高純益更新を見込む。年間配当予想は、期末一括35円(同15円増)の増配を予定している。

 株価は、4月20日につけた年初来高値2219円から7月5日安値1501円まで調整。その後は、1600円どころを下値にモミ合っていたが、今19年10月期第3四半期決算好調を好感し、9月13日は66円高の1700円と上昇する場面も見られている。26週移動平均線が上値を抑えているが、来20年10月期続伸が観測されているうえ、今期予想PER11倍台と割安感があり、日柄調整が進めば、上値を試しそうだ。(株式評論家・信濃川)

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