加賀電子:スマートフォンで園児の午睡チェックなどができるマット型IoTセンサーを発売

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■園児の午睡の安全強化と保育士の負担軽減など実現し医療機器クラス1として届出る予定

 加賀電子<8154>(東1)は9月19日、ソフトバンクグループで保育クラウドサービス「hugmo(ハグモー)」を提供する株式会社hugmo(東京都港区)と株式会社バイオシルバー(神奈川県横浜市)が開発したマット型IoTセンサーを、総販売店として2018年10月1日から販売開始すると発表した。

 保育園では、午睡(お昼寝)中の安全対策のため、保育士が数分ごとに園児の状態を確認してチェックシートに記入する午睡チェックをしている。今回販売するマット型IoTセンサーは、園児の睡眠中の呼吸の状態をスマートフォンやタブレットなどで一覧表示するなどの機能をもち、株式会社hugmoが提供する保育クラウドサービス「hugmo」の新サービスである「hugsafety(ハグセーフティー)」に対応したセンサーになる。

 「hugsafety」は、マット型IoTセンサーと、「hugmo」の連絡帳サービス「hugnote(ハグノート)」アプリを連携させて提供するサービスで、IoTを活用した見守りサービス。保育園が補助金で導入できるようにサービス設計されている。マット型センサーの提供により、「hugsafety」とともに園児の午睡の安全対策強化と保育士の心理負担を軽減することを目指している。

 マット型IoTセンサーで検知した呼吸や心拍の状態は、Wi-Fi接続を通じて自動的にクラウドにアップロードされ、「hugnote」アプリで確認することができる。異変を検知した場合は、アプリの表示と音でアラートを通知するため、いち早く園児の状態を確認することができる。また、マット型IoTセンサーは、敷き布団の下に敷いた状態での使用が可能で、直接肌に触れないため、衛生的でもある。

 また、直接肌に触れないだけではなく、(1)エアー式センサーを8本搭載することにより、微細な生体情報も検知、(2)モバイルバッテリー搭載によりコードレスで使用可能、(3)クラウドとマット型IoTセンサーは、Wi-Fiにより安定して接続、などの特徴を備えている。医療機器<クラス1>として届出る予定だ。(HC)

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