【銘柄フラッシュ】上場間もないアズームと極東産機が連日急伸しスルガ銀行も高い

株式市場 銘柄

 10月3日は、スルガ銀行<8358>(東1)が大引け11.3%高となって東証1部の値上がり率1位になり、不適切融資問題を受け金融庁が一部業務停止命令を出す方針と日本経済新聞で伝えられたが、不祥事銘柄もこの段階までくれば悪材料出尽しが近いとの見方があるようで出来高が急増。

 東証1部の値上がり率2位はクロップス<9428>(東1)の10.6%高となり、連結子会社のテンポイノベーション<3484>(東マ)が業績見通しの増額修正の発表を受けてストップ高の248%高となったことなどが材料視されて戻り高値を更新。

 3位はアダストリア<2685>(東1)の9.5%高となり、9月の月次好調などを材料に活況高。

 ナルミヤ・インターナショナル<9275>(東2)も9月の月次好調などが好感されて2日続けて大きく上げ4.2%高。野崎印刷紙業<7919>(東2)は8.2%高となり、業績が再び拡大傾向な上、紙工芸品による廃プラ海洋汚染防止関連株、無人レジ関連株、元号関連株など切り口が豊富とされて高値を更新。アイル<3854>(東2)は今期・19年7月期の増益率が一段と拡大することなどが言われて7.4%高。

 アズーム<3496>(東マ)は今9月期の業績予想を売上高は前期比49%増加、営業利益は同6.5倍などとし、いぜん業績への期待が衰えないようでストップ高の17.0%高となり4日連続で上場来の高値。9月20日に新規上場。アンジェス<4563>(東マ)は新株予約権の発行を発表したあとの下げが今回は浅く底堅いとの見方がありチャート妙味が言われて4.6%高と反発。

 極東産機<6233>(JQS)は36.4%高。9月27日に上場し、兵庫本社でタタミ製造機などを生産し、西日本を襲った7~8月の豪雨災害が思惑材料との見方があり、上場翌日から3日連続ストップ高。ソフトフロントホールディングス<2321>(JQS)はAI(人工知能)による自然体の会話ができるプラットフォームが材料視され、なか一日置いて再び急伸し25.8%高となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る