明治機械はマイクロ波解凍機の東南アジア独占販売権が注目され8ヵ月ぶりの高値

株式市場 銘柄

■30年ぶりに今期の連結純利益が最高を更新する期待も

 明治機械<6334>(東2)は10月15日、大きく出直って始まり、取引開始後に12%高の466円(49円高)まで上げ、今年2月以来約8ヵ月ぶりに460円台を回復した。今朝8時30分、業務用マイクロ波解凍機の「東南アジア独占販売権締結」を発表しており、この発表を機に業績の拡大傾向などが注目し直されたとの見方が出ている。

 発表によると、マイクロ波解凍機は、食材により異なる解凍温度を細かく設定でき、短時間に多量な解凍ができる点が特徴。とくに牛肉の解凍用途に適しているとされ、大きな牛一頭を、加工がしやすい約マイナス4℃まで、数十秒から数分で解凍することができるという。米フェライト・マイクロウェーブ・テクノロジーズ社の製品を東南アジア4ヵ国(タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア)で販売開始することとなった。

 2018年3月期の業績予想を連結純利益は4.18億円(前期比1.7%増)としており、過去最高益の4.20億円(88年3月期)に迫る。このため、推移によっては最高益を30年ぶりに更新する可能性が出てきたと期待を強める様子もある。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る