イオンが高値に迫る、株式3分割と実質増配など好感、分割後の100株株主への優待も決定次第開示へ

■8月31日を基準日として普通株式1株につき3株の割合をもって分割

 イオン<8267>(東証プライム)は6月13日、出直りを強めて始まり、取引開始後は4366円(82円高)まで上げ、過去の株式分割を考慮した上場来の高値4466円(2025年5月30日)に向けて出直っている。12日の夕刻に8月31日を基準日とする株式3分割とこれに伴う配当予想の修正(増配)などを発表し、好感買いが先行している。

 株式分割は、2025年8月31日(同日は株主名簿管理人の休業日につき、実質上8月29日)を基準日として、同日最終の株主名簿に記載または記録された株主の所有する普通株式1株につき3株の割合をもって分割するとした。株式分割を行うのは2004年以来21年ぶりになる。また、これにともない、26年2月期の期末配当予想を1株7円の予定とした。これまでは同20円としていたため、分割後は計算上3分の1の6.66円になり、これとの比較で実質増配になる。

 また、株主優待については、分割にともない、現行の優待内容を300株以上保有する株主に適用するとしたが、「分割後、300株未満の株主さまに対するその他株主優待制度につきましては、決定次第お知らせ」するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■生成AIでソフト開発効率化、工数9割削減も  ヘッドウォータース<4011>(東証グロース)は6…
  2. ■除雪の常識を変える45年の集大成  ホンダ<7267>(東証プライム)は6月25日、新型ハイブリ…
  3. ■V8の圧倒的性能を追求、レクサス「IS500」特別仕様車で足回りとデザインを強化  トヨタ自動車…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  2. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  3. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  4. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…
  5. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  6. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る