カーリットHDの3月期第2四半期は増収・大幅増益、営業利益が52.7%増

■通期も2桁営業増益予想

 カーリットホールディングス<4275>(東1)は31日、19年3月期第2四半期連結業績を発表し、売上高が前年同期比6.3%増の265億25百万円、営業利益が同52.7%増の10億29百万円、経常利益が同49.5%増の11億61百万円、四半期純利益が同40.1%増の7億26百万円だった。

 セグメント別に見ると、化学品は売上高が前年同期比5.2%増の114億30百万円、営業利益が同51.9%増の6億46百万円だった。化薬分野では、産業用爆薬は、土木案件が増加し増販。自動車用緊急保安炎筒は、減販となったが、高速道路用信号炎管、鉄道用信号炎管とも増販となった。 受託評価分野では、危険性評価試験は微増、電池試験は大幅な増販、分野全体では大幅な増販となった。 化成品分野では、パルプ漂白用の塩素酸ナトリウムは微増となった。除草剤、過塩素酸は減販。 電気二重層キャパシタ用電解液は大幅な増販に、機能性高分子コンデンサ向けピロール関連製品、チオフェン系材料も増販となった

 ボトリングは売上高が前年同期比5.2%増の97億69百万円、営業利益が同32.6%減の84百万円だった。主力の茶系飲料をはじめ、缶製品、炭酸飲料などの委託品がいずれも増販だった。

 産業用部材は売上高が前年同期比10.9%増の46億30百万円、営業利益が同48.1%増の2億21百万円だった。 シリコンウェーハは、半導体市況の好況が継続し増販となった。 耐火・耐熱金物は増販。ばね・座金製品は拡販の成果と市場環境の好調が継続し増販となった。

 今期(19年3月期)連結業績予想は、売上高が前期比4.3%増の540億円、営業利益が同18.3%増の24億円、経常利益が同14.9%増の25億円、純利益が同0.5%減の15億円としている。

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