【株式市場】決算発表株の値動き激しく日経平均は次第に値を消し3日ぶりに反落

株式

◆日経平均の終値は2万1687円65銭(232円81銭安)、TOPIXは1632.05ポイント(14.07ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加し17億8249万株

チャート12 11月1日後場の東京株式市場は、13時に四半期決算を発表した三井化学<4183>(東1)王子ホールディングス<3861>(東1)が急伸した一方、13時30分に発表した住友商事<8053>(東1)は一気に軟調に転換するなど、決算発表後の値動きが激しく、日経平均は、ほぼ前引けの水準(170円68銭安の2万1749円78銭)で始まったあと波状的に下げ幅を広げた。影響度の大きいNTTドコモ<9437>(東1)などの携帯3社が中盤からジリ安基調になったこともあり、日経平均は大引け間際に292円01銭安(2万1628円45銭)まで下押し、大幅反落となった。前引けは高かった東証2部指数、マザーズ指数も安くなった。

 後場は、長期金利の上昇観測などから第一生命ホールディングス<8750>(東1)が13時にかけて一段と強含み、エイトレッド<3969>(東マ)が好決算を受けて3日続伸基調となり、ベストワンドットコム<6577>(東マ)は8~10月の業績に注目とされて水準を一段上げて推移。サン電子<6739>(JQS)は4~9月の黒字が好感されて朝方一時ストップ高のあともこの高値水準で活況高。 

 東証1部の出来高概算は17億8249万株(前引けは8億5094万株)。売買代金は3兆2704億円(同1兆5584億円)。1部上場2111銘柄のうち、値上がり銘柄数は937(同1009)銘柄、値下がり銘柄数は1108(同1025)銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種(前引けも13業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、保険、不動産、倉庫・運輸、精密機器、建設、電気機器、化学、その他製品、その他金融、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る